母を思い出せるものは、なるべくそのままにしておきたいと思ういっぽうで、例えば5年後にはまことに長年慣れ親しんで来た蛍光管式の照明が廃止になるという。

かつて自宅新築に伴って、学習塾を今の自宅で新たに始める時、母が教室の蛍光灯4基、1基につき蛍光管4本を用意してくれた。
12月1日、夕方、LEDの照明に替えたが、感覚では、今までの蛍光灯1基のさらに半分の蛍光管2本のほうが明るかったように思う。

あくまで己れの感覚であるし、蛍光灯とLEDでは、明るさの性質が異なるのかも知れない。政府がそんなことを決めさえしなければ、私は決して安くない出費をしてまで、特に、母の思い出が常によみがえる蛍光灯をはずす気はなかった。

また一つ、母を思い起こす品物が、元の教室から文字通り消え去った。
物理的な明るさに乏しいばかりでなく、母が残してくれた明るさが減ったようだ。
なお、今年11月22日、日曜日が母の三回忌だったが、一周忌も法要せず、今回も同じくお墓参りで済ませた。お布施とやらが尋常な金額ではない。

お母さん、元の教室の照明について、厚和の選択はこれで良かったのでしょうか。
お母さん、堪忍ね。

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