恨み言を並べても余り心地よいものではない。
タイトルを改めて、ブログ更新する。

母は、2008年8月29日、認知症を伴う極度の脱水症状で入院、都合で数日後退院したが、それからの体力の回復が著しく、年内に自力歩行も出来るほどになった。もちろん食欲も回復がめざましかった。

そしてちょうど5年後の2013年8月29日、著しく衰弱した。数字の皮肉を感じる。
この5年間、介護職の人は母の一番幸せな時期と評価したが、母は著しい回復後も、ゆっくり衰えていった。

母と同い年でも足腰をいくらか弱くしただけで健在な人もいる。
これも人の世の当然とは承知出来るものの、母に関しても、あやかりたいうらやましさである気持ちは否定出来ない。

母が回復後の元気を見せたのは2009年のほぼ一年間である。




認知症は将来、完治出来る治療法の確立を切望するものである。

お母さん、私はお母さんの介護をいくらか経験した息子として、この5年間は、必ずしもお母さんの身の幸福とはどうしても思えません。
むしろ、実に穏やかな本来の性質を強く表わし、介護職の者たちにも楽だったはずです。

これをはたから見ていると、お母さんが周囲に迷惑をほとんどかけずに、穏やかに身を任せることで5年が過ぎたとの印象です。
世話のやけない5年間でした。


追記
一生懸命生きて来た母に無礼と承知でさらなる本心を書く。
この5年間とは、いずれ衰弱するためにあえて介護に身を任せ、回復してのち、いよいよ衰弱著しい容態になるべくしてなった5年間である。

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