母の食欲減退が著しい。
命脈尽きるのは、今年2013年前半のいずれかと推測する。
このところ、母が唯一歌える軍歌にして小学唱歌「水師営の会見」の更新記録めいたことをつづって来たが、もうやめようかとも思う。

元気ならもりもり食べるはずだが、そうではない。
母のいる10人一部屋のうち、昨年から今年へかけて既に二人のかたが亡くなった。

母は3人目になるかも知れない。
もとより母は、この世での生活を楽しいと思っていなかった。
「今夜寝て、そのままあしたになっても眠ったまま起きないといいんだけどねぇ」とよく言っていた。

我が母方の家系は、長命出来ない人々が多かった。
母の十(とお)年上の姉が二十歳で病死、五つ年上の兄が22で病死。祖父が69で病死、祖母が68で事故死している。

そして星移って逆さまが起き、母の長男が46で病死した。
父方は長命した人もいる。母の夫が2011年、入浴中に急死したが87の高齢であり、不測の事態がなければ米寿88は多分迎えたと思う。

かつてのケアマネの久保田さんは、ありがたくも励ましてくれたが、寿命は迫り来ているに相違ない。

もう、母に水師営の会見を歌わせるのはやめようと思う。
目下の更新記録だけ書いておく。

3月27日水曜日の散歩の時、母はしっかり2番の「庭にひともと、なつめの木」を歌った。これを最後の母の唱歌歌唱記録としておく。

お母さん、もう無理しないで下さいね。おばあちゃんも日ごろ「この世は苦の娑婆だよ」と言っていました。

もしも、お母さんが6月25日の誕生日を迎えられたら、うれしいことと察しますが、その頃にはだいぶ弱っているでしょうね。

お母さん、特養なんてものは、仕方無しに居る以外に価値のない建物です。
そして元気なお母さんのいない自宅もまた、我が家ではありません。
無理に食べるより、容態のままに、過ごすほうがいいですね。

もうしばらく見守らせていただきます。
お母さん、安楽に過ごして下さい・



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