母「ね、ほら、こっちからずっと横にね・・」
私「あ、そうだね、横にずっと延びてるね
母「そう。だからね、あたしも、ちょっとあれはね・・・」
私「お母さん、朝のうち、少しあっちへ出かけたの ? 」
母」ううん、出かけやしないよ」

私「あ、出かけなかったんだ。でもさ、今朝は早起きして、少しあのへんで入り用なもの買ったでしょ ? 」
母「うん、買ったよ」
私「お母さん、少し買い物したの持つのに、疲れなかった ? 」

母「うん、疲れなかった」
私「あ、買い物の一つは、おばあちゃんのとこに寄って届けたから、少し荷物が楽になったね」
母「そうだよ」

私「でも、お母さん、あっちのとこ、歩いて来たとき、さすがに歩き疲れたでしょ ? 」
母「そうだね。疲れたね」
私「じゃあ、お腹もすいて、朝ごはんがおいしかったよね ? 」
母「うん、おいしかった」

私「じゃあ、いい運動したね」
母「運動なんてほどのものじゃないけどね、うんうん・・・」
私「でも、あのへん、ちょっとごみごみしたところを歩いたよね」
母「そうだよ。あそこはね・・・・・」

私「お母さん、また少し向こうが暗くなったね」
母「そうだね」
私「あ、もうきょうは、時間がけっこう過ぎちゃった。きょうは、おしゃべりよくしたね。へへへ」
母「そうだよ、あっははは」

私「じゃあ、玄関のところへ行って、それから上に帰ろうか ? 」
母「そうだね。行こうか」
私「ほら、玄関のところへ来たよ。もう、こっちも暗いね」
母「ねえ」

私「よっこいしょ。へへ、俺もきょうはやけに疲れるよ。椅子に腰掛けちゃった」
母「ははは」
私「さあて、お母さん、きょうはずいぶん時間が過ぎちゃったから、そろそろ向こうをまわって帰ろうか」
母「そうだね」

私「さあ、左へ16点回頭(かいとう)するよ」
母「うん」
私「さあ、まっつぐ行って、帰ろうね」
母「ね」

母の話に合わせて、話を続けると、母の笑い顔、笑い声を何度か確かめることが出来ることがある。
この12月6日夕方も、母がいろいろしゃべるうち、あっというまに時間が過ぎて、私の帰宅時刻近い、夕刻5時ごろになった。

こんな日がもうしばらく続くことを願いながら、すっかり暗くなった帰り道を車で走って帰宅した。

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