母の容態記録

2008年9月14日 日常
20080913

いつも通り午前8時過ぎに起床、階下の母の寝室にゆき、オムツを取り替える。
尿黄色で量は常の通り、ケア・マネージャーのかたが黄色は脱水気味で良くないとのこと。

便は依然余り出ず。便臭はある。ただし手ぬぐいでお尻を拭こうと鼻を近づけると、ニオイがはっきりあり、少しは出ていると思える。便秘気味かも知れない。
また、母のいずれかの手の指にもニオイがあることが少なくなく、多分あちこちをかいている時に、お尻に触れていると察しられる。

この朝、母を腰かけさせ、コップの水を飲ませた。この午前中だけで2,300ccほど飲ませた気がするが、これを記録している今は記憶にやや自信なし。
情けない記憶力なり。

検温せり。36度5分の平熱と思ったが、これも記憶自信なし。ただ、熱はなかったと記憶している。

母、水をいささか飲んだあと、横にしたら、たちまち寝息を立てて眠り始める。
この姿にやや安心せり。

午前中にケア・マネージャーの先生が「じょくそう」の報告にご心配下さって、訪ねたいとの電話あり。介護士のレディと共に来宅。
母の脈拍(80回/分)や荒い息遣い、血圧などから「脱水症状」と判断。

オムツを替えて下さる。午前中、水分をとったためか、既に黄色ではあるが、尿がやや出ていた。

田中クリニックに入院頼むもたちまち拒否さるる。感情的になっていると確信。
即座に先生が救急医療センターまで車椅子乗車設備の車で送って下さる。
医療と一口に言うが、これほど差があるものかと複雑になる。

センターでは緊急性と認めた点のみ診るとの理屈を並べる。
仕方なく左の太ももあたりの骨のレントゲン撮影、右太ももあたりの「じょくそう」の確認のみに絞って診断可との話をのむ。

この二点異常なしと告げらるるも、電話の時、先生は医師の知識不足を指摘。
我れ、先生の「危険性あり」との忠告に正確さを感ずる。

夕方になって再び先生の車で自宅まで私と母は送っていただく。
あわただしかったとは言い訳になるが、ともかく先生にお礼を申し上げて、この日は失礼し、すぐに母に車椅子のまま夕食をとらせる。カロリーメイト少々に、おかゆをさじに9杯たっぷり食べる。間でお茶を飲ませてのどを潤し、さらに豆腐を二口ほど食べさせる。

このあと、母を何時間ぶりかでベッドに寝かせる。
疲れたところへ無事、食事をとれたためか、しばらく寝息を立てて、眠る。

この13日土曜日は塾があったので、そのかんのことはわからず。父に聞き忘れたのは怠慢なるか。
塾終了後母の様子を見にゆくと、母はいつもの通り目をあけて、押入れを見つめている。

この時、今までとは反対に左を下にして寝かせていた。だが、しばらくすると「じょくそう」のある右側の太ももあたりが痛いと訴える。
先生の指摘、ますます気になる。

ここでいつもと違う位置にカルピスの入れ物を見て、父が与えたかも知れぬと思う。私も少し母に飲ませた。なお帰宅後、何時か忘れたが二度ほど検温、6度5分以下で熱なし。

土曜夜はここまでで私は二階へ引き上げる。
また様子を見に階下へゆくかも知れぬが、ただいま深夜なるも眠れず。これではいけないのだが、たまらなくさびしく、母に世話になった日々がよみがえり、さびしさはさらに増す。

「蛍の光」のレコードを聴きたくなり、かなりのボリュームで聴く。
縁起が悪いとも思ったが、気持ちは正反対で、少しく奇跡起これかしと願ってのことなり。

涙があとからとめどなくあふれ、おえつを堪えきれず。
悲しむと同時に、悲しみ泣く快感の如き思いに浸る。これがさらなる涙とこみあげるおえつをもたらし、童子のようにひたすら泣く。

なお、母の食事などについて、「食べさせる」などと書いたが、恩を着せている思いはカケラもなし。
母もよく応えて、食べてくれたし、飲んでもくれた。





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