職さがし開始なるも

2008年2月29日
いい年してとさげすまれるのは承知だが、働く意欲が無い。
これは今に始まったことではない。児童・生徒の時代、殊に中学・高校の時は、学校へかろうじて通い続ける原動力が学習だった。

その弱年当時既に、「今何とか体裁を繕えるのは、毎日学科を中心の授業があり、定期テストが、その学習蓄積の結果を試すという古くからの習慣が保たれているからこそだ」と自覚していた。

私の精神的よりどころは学習であり、おおげさに言うと己れの命脈は、学習が続く中高六年間が終わる時に尽きると断じていた。
勝手だが大学でさらに学問に励む気力はなかった。

現に私の学習能力は高校までで尽きた。大学の課程は何に取り掛かっても全く理解出来なかった。

それでも大学を何とか卒業し、ついでに就職活動で神経を病み、田舎に帰って親がかりの情けない毎日が続き、実に肩身が狭く、針のむしろに坐る心地だった。

努力は昔も今もしないが、運命が勝手に好転したのだろう。自然治癒に近く回復し、以後、家庭教師、塾経営と、かなり順調に運んだが、平成に入ると不振になり、遂に塾を畳むの余儀なきになった。

まともな年配者なら、定年後の再就職に励むところだろうが、学習指導一本で来た人間は、世相変わって生意気なガキどもの天下になると、もはや昔日の指導は通らない。

もとより時代に合わせる気はない。私は今が因果の時代と信じている。
わがまま勝手を通すガキが成人し日本国家運営を担うはずの頃、ほとんどの者どもが、ガキの頃したい放題やったツケを負わされる。

道理が引っ込み無理が通る時代はもうしばらく続くだろう。
私はぶざまな最期で構わない。
これでも少年時代は我が国は良き風土に囲まれていた。
その日本の味わいが消え去った。

ガキどもよ、今にツケがまわって来る。

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