私は楽天日記に、後日予定の「ああ東宝特撮大プール」のための画像を用意している。

ところが東宝大プールの様々な資料写真を見るうち、「キングコング対ゴジラ」の熱海城をはさむ最後の死闘シーンが飛び込んできて、久しぶりに、あの小学四年のときに見た印象がよみがえった。

「熱海城を撮影しにバイクでソロ・ツーリングしよう」
と決めかかった。
この話を夕子にしたのがまずかった。

夕子は「じゃあ、あたしたちも行く。いいわよね」ともう私がオーケーするに決まっているという顔つきで言うから困った。

「息子も一緒か」と問うたら、このへんから彼女の表情が変化してきた。
「あたしたちが一緒だと邪魔なのね」と来た。

「そんなわけじゃないけど、余り思い切った行動をすると、実家に知れるおそれがあるだろ」と弁解した。いや、むしろ相手と自分の立場を考えて言ったつもりだった。

彼女は実家はだいぶ態度が軟化してきたと返した。
要するに母子共々、行楽のつもりで行くのがおっくうなのねと次第に頭に血が昇りつつあった。

私は「特撮プール」特集の次はミニチュア建造物特集をやるつもりだった。
だから、そのために熱海へ行き、熱海城を撮影したら、まっすぐ帰って来るUターンツーリングの計画である。

皆で行くとなると、やれ弁当だ、または向こうであそこもここも行って見てみようなどと、時間を食うこととなるのは目に見えている。
もし、私が熱海城や、錦ヶ浦ばかり撮影していたら、二人は退屈するに決まっている。

だから、じゃあ、改めてみんなで行楽に行こうと提案し直そうとした時は既にシラけた空気になっていた。
「当分来ないでいいわ。テストもそのときには終わっているし・・・」

このケンカ、一両日で和平講和となった。
ホント、瞬間湯沸かし器みたいな女。
やれやれ。息子がいい点取ってくれたので、だいぶ助かった。

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