雑記

2003年9月8日
本日は、仕事先の都合で早く終わった。

帰宅・入浴などがそのぶん早く済んだ。

そういえばLycos日記に書いた亡き犬を詠んだ短歌がどこかへ飛んでしまったようなので、拙劣極まるものだが、忘れぬうちに書いておく。

折々に 撫でられ叱咤されながら 寄り来る犬ぞ その目哀しき

犬の目は哀しいと、若年の頃から思っていた。特に散歩のときなど、「来い来い」と呼ぶとそれまであちこち嗅いだりしていたのを中断してまで、一散にこちらへ駆けてきたものだ。

だが、尻尾をふりながらも、懸命に飼い主たる自分を見る目は、仮に笑えたとしても笑ってなぞ見えなかった。何も怪訝に思うでもなく、ひたすら呼んだ飼い主に寄り添って、一心に見つめていた。

同族であるはずの母犬ととうに別れ、人間という飼い主を母とも慕い、信じて疑わぬひたむきさがその目に表われて見えた。


そんな目を幾度となく見たが、常にその目は楽しそうな表情を連想させなかった。

己れという飼い主を信頼する犬の目は哀しい。そう思えてしかたなかったのだ。犬種が超大型犬のグレートデンだったせいか、今のブームに見られることひんぱんなチンコロみたいなチビではなく、大きいぶんだけ人間に近く見えた。

すっかりブームが定着した今後とも、二度と犬を飼う気はない。

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